お腹のしこりを探す
お腹のしこりに気づいたのは26、7歳の頃。ある朝、「コリコリがある」とお腹に塊があ流のに気づく。なんだろ?と思いながら、毎朝目覚めたらまずお腹を触りしこりがあることを確認。
日によっては、場所が移動してると思うこともあるほど、しこりは間違いなくお腹にいた。
そのしこりの原因は、便秘か幸せ太り
結婚して引っ越して、仕事も異動し新しい環境に慣れたころ、ぽっこりお腹が気になりだした。通常は9号サイズで服によっては7号でもいけたのに(自分じゃないみたい)おかしい、13号がピッタリくる。
私は、もともと便秘で、ときどき「センナ茶」を飲んでいた。スッキリするとお腹は凹むし、何より結婚して環境が変わったわけだから「ストレスによる便秘」と納得していた。当時は、PC一人一台の時代ではあったけどガラケー時代、”ググる”なんて言葉もないから自分の思い込みが正解。
そのうち、ぽっこりお腹にストレスを感じはじめた。結婚して3ヶ月、幸せ太りってやつでしょうか。でも、幸せで太るって本当に幸せなのか?とか、的外れなことをグルグル考えていた。
運動はしなかったけど食事には気をつけた。自分なりにできるとことはしたのに、ウエスト13号は変わらない。便秘も変わらない。
降参し、とりあえず凹ませようと、便秘薬をもらいに胃腸科へ行くことにした。
はじめまして、子宮筋腫
有給をとって近所の胃腸科へいった。そこの先生は、とっても紳士的なおじいちゃん先生だった。便秘でお腹がぽっこりしてきたんですと伝えお腹を差し出すと「これは筋腫だね」と。
そして、先生が紹介してくれた近所の婦人科もおじいちゃん先生だった。
お友達を紹介してくれたのかな?
胃腸科の先生と大きく違うのは、紳士的ではないということ。今なら「なんちゃらハラスメント間違いないね」と言われる質問をされ答えに困る私。
ついでに、子宮筋腫だから早く妊娠しなさいという。もはや素直に聞くことはできないし、子宮筋腫と妊娠がどうして関係あるのかもわからず、悶々?イライラ?怒り?とにかくセカンドオピニオンを受けようとだけ決めた。
近くに住む不妊治療をしていた友達に相談すると大学病院を進めてくれ、その後、そこのカッコいい女医さんに切ってもらった。
引っ越しすると、いちから病院を探さなといけないのも大変なんだな。
ググれないし。
育ててしまった子宮筋腫
お腹にあったしこりが子宮筋腫だとわかったのは30歳。そして、その筋腫は外側にできるタイプ漿膜下筋腫(しょうまくか筋腫)で無症状な上、成長していくタイプと判明。20代でしこりを見つけてからの育ててきたということになるのかな。
MRI画像では、広範囲にわたって真っ白な部分が確認できた。それが筋腫だということ知って前のめりに再確認し、今度は5ヶ月の胎児の頭ほどの大きさでと言われて涙がでた。どうしようとか怖いとかじゃない、びっくりして泣いた。便秘もぽっこりもこれだね、と言われてももはやどうでもいい。こんな大きいのどうするのか?
先生は、手術のリスクを考えて半年のホルモン治療で生理をとめ、筋腫が小さくなってから切りましょうと言った。私は、しばらくはこのままかとガッカリ。文章にするとただのセオリーみたいだけど、愛らしい名前とは裏腹に男前女子な先生の言いっぷりに、私はいちいちオーバーリアクションだった。
ここのままで済めばよかったけれど、ここからの半年は手術や入院生活よりも辛かったな。
はじめまして、更年期
更年期は人それぞれだと言います。
お客様に更年期障害のお話を伺うと、やっぱり皆さん違うなって感じます。
私の場合は
・背中がカーッとくるホットフラッシュ
・体重増加
・ウエストが7号から13号
・イライラ&ヒステリー
・便秘
・腰痛
・トイレが近い
・常に胃もたれ気味
これぞ、更年期。
通勤中、滝のように汗が流れて途中下車したり。
冬でも扇子が手放せないって言いますけど、本当何です。
今思えば、ヒステリーと言われてもおかしくないほどイライラ。
当時は7号サイズでしたが、どんどん太っていくことで益々イライラします。
外見へのコンプレックスがあったので太ることは恐怖でした。
それが更に体重増加をさせたのかもしれません。
今は経験として言えることも当時は辛かった。
結婚したばかりなのに楽しくない、失敗した、帰りたい、結婚なんてしなければ良かった。
ホルモンバランスって言葉も知りませんから、怒っては後悔しての毎日でした。
体重を気にしている私は、好きに食べる夫に向かって「人の気持ちが分からない人だね」と理不尽に言ったこともあります(笑)
子宮筋腫は、日々成長します。
筋腫が大きくなる原因としてエストロゲンの増加があげられます。
そういえば、結婚してすぐ巨大化したような・・・
最近では、動物を太らせる為に与えたホルモン剤を間接的にとってることも指摘されているようです。
子供の体の発達が早いというのも同じ理由なのかもしれませんね。
子宮筋腫は良性腫瘍と言われていますが、子宮筋腫じゃなかったという場合も少なくありません。
私が初めてお腹のしこりに気付いたのは、27、8歳の頃。
朝起きた時お腹を触ると何かしこりのようなものがあるんです。
毎朝触って、何だろうって思うだけ。
当時、先輩から「いつもあくびしてるけど大丈夫?」と言われることがありましたが、筋腫があったからもしれません。
筋腫をとってもうすぐ20年になる今言えるのは
・生理トラブルがないから大丈夫だと思わないこと。
・お腹に違和感があった検索ではなく医療機関を受診すること。
・20代から婦人科検査を受ける。
・添加物を取らない生活は無理、それなら出すことを意識する。
・ストレスあっても責めず、解消の手段も知っておく。
・季節問わず暖かい体でいる(表面ではなく内側)
子宮筋腫は遺伝とも言われますが、本当はどうなのかは分かりません。
でも、私の母と叔母2人、従妹も子宮筋腫を経験しています。
経過観察と言われたら
先日、お腹痩せしたいというお客様がお見えになりました。
見た目にもわかるしこりがありました。
当然、触っても分かります。
筋腫じゃないですか?と伺うと
『経過観察って言われています』と。
それはいつ言われたんですか?伺うと『・・・』
過去にも同じようなお客様がいらっしゃいました。
下腹部に岩のように硬いしこりがお腹にあります。
そして、毎月むくみが辛いって。
『子宮筋腫じゃないですか?』と約一年お伝えし続けてました。
その後、やっと病院へ行き、硬く大きくなっていた腹腔鏡術で取られました。
取った後の柔らかくなったお腹を触ると、やっぱり異常なほど硬かったことがわかります。
出血や腹痛といった症状がないと日常生活に支障がないので、ついつい先送りにしてしまいます。
知らなかったとは言え、先送りにした私のお腹には約18センチの傷痕が残っています。
帝王切開で出産もできましたが、初期は厳しいことも言われていました。
経過観察は”放置”という意味じゃないですよね。
だから、大きさによりますが、せめて半年〜1年ごとにチェックしましょう。
『子宮摘出って言われたんだけど』
と30代の友人に相談されたことがありました。
私は医者ではないので、これがいいとは言えません。
子宮は出産するためだけの臓器ではないと、私は考えています。
だけど、どうしても取らなくてはいけない場合もあります。
治療に不安があれば、セカンドオピニオンも受けましょう。
女性疾患は筋腫だけではありません。
だから、自分の体は自分が一番理解しておくことが大切です。
お腹が出てきたと思った時、必要なのは痩身目的のセラピストやエステティシャンではありません。
まずは自分です。
疑うくらいがいいのではないでしょうか。
温めるのはストレッチで出来ます
食べるとエネルギーが作られます
動くだけで筋肉は解れます
そして、笑ったらデトックスできます。
全部、自分でできます。
絶対に見過ごさないで欲しいです。